白い生活

昨日から、夫の透析を受ける時間が四時間から五時間に延長された。

週三回、一回五時間、人工腎臓装置に助けられて暮らす。

透析のほかにも、ペースメーカーをつけているので、心臓の機能をチェックするために、別の病院にも通う。

 

高齢者が病院通いをするのは仕方がないのかもしれないが、健康優良児だった夫が、白衣の世界にどっぷりつかるようになるとは、想定外だ。

85歳の夫が、最近、「もし、透析に通っていなかったら、俺たち、何をしてたんだろうね」と、きいた。

80歳の私が、「デイサービス通いとか」と答えて、二人で苦笑した。

 

夫の両親も、わたしの親たちも、長生きしたが、最晩年は家の周りをごそごそ動き回って過ごすという暮らしだった。