夜
夫が心臓の治療を受けているので、経過観察のための検診があり、付き添いをした。
タクシーを呼び、家を午後二時半に出て病院に三時前に着く。予約なのに、受付をしてから待つこと二時間、受診時間は三分。
次回の検査の予約を取るために30分待つ。書類を受け取り、会計で15分待つ。
タクシーを呼んだら、10分後には来て、何年振りかで夜の町を眺める。駅前の高層ビル群の明かり、その輝きがしみる。
夜の外出!
空には、満月。
帰宅したのは、午後7時。
75歳から10年間透析を受け続け、心臓の治療までしているのに、夫はのんびり入浴し、ワインを飲み、うな丼を食べ、「今日は世話をかけたね。おやすみ」と、介護ベットに。